Mediterranean Sea Cruise

中海 クルージング 

 

2009/9/24 

 

NBさんのインド旅行と相前後して、 の旅行とは両極端と云えばいえる旅に出た。   

地中海を西から東へ通り抜けエーゲ海に至る人気のクルーズだ。 

歳相応に身体に問題を抱え、故あっての選択ではあるが、旅の本質、異質な空間に自分を置く

という点ではNBさんのBuck Packer 大差ない体験だ。クルーズと云う船内体験談を主として書く。

 

 

船名:Ruby Princess.113,561t  全長:289m   

船会社:Princess Cruises Line  

乗組員:1,189  収容乗客:3,094

船客: アメリカ人 1,965人 カナダ人 509

    イギリス人   338

    オーストラリア人  49人  日本人  29人 

    その他アジア人  40      

 

2009/09/25

 

スペイン バルセ ロナ 

 成田空港から乗り継ぎ経由 約17時間 バルセロナ着。

 午後の乗船前に ガウデイの サグラダファミリア教会 見学。

 午後 乗船は女性添乗員が全て手配してくれているのでスムーズに乗り込んだ。

 トランク手荷物は旅行会社が自宅に引き取りに来てくれほとんど手間をかけずに10階の

キャビンに届いていた。26㎡の船室はビジネス・ホテルのツインに似る。バルコニー付きで、

12日間過ごすには快適そうである。

 手荷物・衣類は部屋にあるタンス放り込み、これで12日間は荷物は手間要らずとなる。

 

 部屋のスチュワードが挨拶にやって来た。フリッピン人の若い男性で1日2回清掃と

 ベットメーキングで部屋に入るとの事。

 

     

彼らへのチップは日本人の場合、 旅行会社が船客一人につき@¥1000/日が支払われているので 

不慣れなチップに惑わされることなくただ「サンキュウー」と 言っていれば済んでしまう。 

夕食は「ミケランジェロ」と云うレストランが12日間ファースト・シーテイング(午後600)で予約さ 

全て日本人ばかりが同じテーブルに着くようである。人にも寄るが大抵の日本人は外国人と同席して食事をするのは 

苦手のようで、旅行会社が リザーブを予めしている。今回の日本人の同行者は4組の夫婦と一人旅の女性で9人である

  

 

2009/9/26

 

モナコ 

 朝起きると船はもうモナコ港着いていた。 周りには高級クルーザー、

ヨットがところ狭ましと並んでいる。         

この船の船客は殆どが英語圏の人で90%以上占めている。 

船内はすべて英語である。  

通貨もUS$オンリーで乗り組む時にクルーズカードを呉れキャビンへの出入り、

買い物、乗下船はすべてこのカードで済む。 

モナコ観光へ出掛ける。ここには世界中のお金持ちが住み、滞在している所で、

人口当たりの警備員数は日本の数倍、 

治安は非常に良い。 

       

 

2009/09/27  

 

     イタリア リボルノ港着。

船の案内には推進力はデイゼル発電機と書いてあり、そのせいか全く振動を感じない。 

いつ出港し、停泊したのか部屋に居ては全然わからない。 

日本のシテイ・ホテルに滞在しているのと感覚的には同じだ。

リボルノ港からは フイレンツエ へのオプション旅行が組まれていて、船会社が計画するものと 

日本の旅行会社がオプシヨン旅行のバスを仕立てるものがある。 

,000人からの船客が出入りするので、Gatewayも数か所あり、オプション旅行も無数にある。 

バスが岸壁に数十台並ぶ。 我々夫婦はフイレンツエはすでに行っているので、

今回は トスカーナ田園地帯を巡る外国人ばかりの 

バスにもぐり込んだ。途中トスカーナ渓谷 の大変美しい農家風レストランで食事をとる。 

たまたま一緒に座ったアメリカ人RAY夫妻と知り会いメールアドレスを交換する。いずれ日本に来るそうだ。

 

 

2009/9/29

ナポリ港

青の洞窟 観光

カプリ島 に高速船で出掛ける。海も穏やかで有名な「青の洞窟」に入る事が出来た。

洞窟内の 「青の色彩」には思わず見とれてしまう。

この世にこんなきれいな色があるのかと思える色だ。 

 

2009/09/28  

       イタリア チビタベツキア 入港。

殆どの船客はローマ観光に出かける。 

我々はこれもパスし港周辺をのんびり散策する積りだ。船のランドリーで若い、とても美しい女性に声を掛けられた。

日本人であるらしくニューカレドニアに住んでおり、フランスのソルボンヌ大を出てフランス系の会社で働いている

と言うことで、話が弾んで一緒に港近くにある日本人殉教者教会がある辺りを 我々夫婦と共に散歩することになった。 

彼女はフランス人9人の仲間と乗船しているが、たまたま船旅の費用の話になり、 

彼女等は船会社にインターネットで直接乗船申し込みをし、ニューカレドニアから我々の1/4位の費用で乗り込んでいるとの事。 

我々の費用をフランス人仲間に話すと、だから日本人は金持ちなのだとまた言われると杞憂していた。

 

 

 

日本人同行者は福岡から来た大学の教授夫妻大阪の眼科医夫妻北海道の定年退職夫婦

大阪のIT関係の会社を経営している一人旅の女性の9人であるが、

それぞれがこの船旅への思いがあるようである。

15日間も一緒に行動するので、家族・仕事・そのた旅行の話などが色々聞ける。

大阪の眼科医さん夫婦は最初のクルーズ旅行にはまってしまい、今回4回目の船旅だそうだ。

その他の人は初めてのクルーズのようだ。

 

 2009/09/30

 エーゲ海 ミコノス島

 

エーゲ海のミコノス島 に向かう終日クルーズ日。 ドレス・コード フォーマル1回目の日である。

 ドレス・コード フォーマルはあくまで欧米文化圏の習慣で我々にはさっぱり見当がつかないものである。 

結論的には たいした衣装は要らないのであるが、船には一番高級な ラグジュアリー船

(クイーン・メリーetc)と我々の中間のプレミアム船、

 あとはカジュアル船があるようで、プレミアム船の場合はやはり男はタキシード、

女性はロングドレスのようだ。。

 

我々はダーク・スーツつまりサラリーマン時代の制服。 女性はやや高級レストランへ行く位の衣装。

欧米のパーテイー 慣れした人はさすがにぴっちり着こなしている。 

 2009/10/01 

ミコノス島 

 

エーゲ海の真っ白な家がある島。船旅の一番良い所は船内では、高級レストラン、寿司バー、

カフエ、窯焼きピザ、 ケーキなど何処で何を食べても無料。

ご婦人方にとっては、朝起きて寝るまで、食事の用意、掃除、後片付け、洗濯など家事無し、

夜遅くまで、バーやクラブ ミュージカル・ショウなどで遊び歩き、終電やタクシーも要らず、

整頓されたベットにすぐ横になれる点は最高なのであろう。

日本へ帰ってからレストランで食事をしたあと、お金を払わず出てきてしまったと云う話もある。

 

 

2009/10/02     

トルコ、イスタンブール入港

このクルーズで一番良い眺めはイスタンブールへの入港風景とこの後でのベネチア入港風景だそうだ。 

船は朝8:00其々部屋やデッキからこの風景を眺める。                                   

我々は10階なのでバルコニーから見下ろすような位置で イスタンブールのトプカク宮殿、ブルーモスク、

アヤソフィア宮殿などの尖塔が目の前に見える。 素晴らしい景色である。

 

 

2009/10/03

 

クサダシ(トルコ、エフェソス)

 昔の神殿が発掘され、最近クレオパトラの妹の墓がここにあるらしいと

 テレビで言っていた所だ。

 船の一番上のデッキにはプールが4ケ所、ジャグジー、パターゴルフ、テニス・コートや

 カフエなどが何か所もあり、欧米人は一日中デッキで肌を焼いている人が多い。

 習慣の違いでアジア人、特に日本人はサンデッキに寝転んでいる人はまず居ない。

 それでも潮風に吹かれてデッキの上で過ごすのは気持ちが良い。

 

 

2009/10/04  

 

アテネ (ギリシャ)アクロポリス、アテネ市内を観光

 

 

船旅での朝、および昼は 大抵最上階のビュッフェで好きなものを選んで食べられる。ビュッフェは

4ケ所もあり、何処に入っても良くありとあらゆる料理が並べてある中から値段を気にせずに何でも選べる。

 

分厚いステーキでも、手の込んで西洋料理的なものから、アジアン・テイストのものまで何でも

お好みの食事が出来る。

 

勿論正式なレストランの方に行けば、ボーイがメニューを持ってやってくる。この船はアメリカ船籍

であるがシェフ、料理はイタリア人が取り仕切っているのでイタリア的な料理が主流である。

 

特に面白いのは寿司バー日本人の乗船客比率は数パーセントなどで、勿論日本食などは彼らには全然頭に

無いのは当然としても、なぜか寿司バーが中央の上階広場に設けてある。  

早速行ってみたが確かに寿司職人の格好をしたフイリッピン人がカウンターの前におり、寿司を注文すると

なんか変な皿が出てくる、ねたは まぐろ、白身の魚、ブリなどがあり、まあまあであるが、

寿司飯がだめで、まるでお餅の上に魚を乗せたようなものである。

 

そのフイリッピン人に日本に来たことがあるか尋ねてみたら「NO!」と言っていた。

 さもありなんの にぎりだった。

 

 

2009/10/05    

 

ベネチアへ向かう終日航海日

船の中には大きな劇場があり、毎日アメリカのミュージカル・ショウや

色々な催しものをやっており、そのミュージカルのレベルはブロードウエイで

オーデイションをしているというだけあって、本場ものを観るような質の高いものである。

その他ナイト・クラブやデッキ・パーテイ、ピアノ・バーからカジノ、

 

中央広場での催しものが常時行われており、

我々は食事がファースト・シーテイングの6時の為、

本格的にバーやクラブ、甲板でのパーテイがはじまる

夜11時ごろまではショウを観たり、カフエに行ったり、

うろうろしなければならない。

我々とは時間軸が違う世界が夜2時ころまで毎晩続くようだ。

 

 

2009/10/06     

   ベネチア 入港。